去る8月4日と5日の両日,おなじみ晴海ふ頭にて英国海軍揚陸艦アルビオンの一般公開が行われ,先月イギリス旅行したばかりのよい機会だったので私も行ってきました。
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アルビオンは2003年に就役した英国海軍アルビオン級ドック型輸送揚陸艦の一番艦です。
2017年に首脳間で合意した日英共同宣言に基づいて,日英間のさらなる安全保障協力の表れとして来日しました。
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とても暑い日だったのですが,やたらすごい行列で,到着から乗艦まで2時間以上かかりました。
訪問したのは日曜日で,前日の公開のレポがSNSでバズったりしてたので見学者は相当な数だったと思います。
晴海ふ頭には何度か来ているんですが,英仏など主要国の艦艇は乗艦n時間待ちになる一方,韓国海軍などは一瞬で乗艦できるあたり,否が応でも人気度というものを感じさせます。。
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待機列の脇には,いかにも英国っぽい装甲車が展示されていました。
この艦がまさに揚陸艦であることを強く認識させてくれます。
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ウェルドックには,水陸両用装甲車,輸送用トラックなどが積載されていました。
LCAC的な揚陸艇も収容できます。
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飛行甲板は全通式ではなく後ろのちょっとだけなので,いわゆる米軍の強襲揚陸艦のような感じではありません。
甲板上にはミリ用品ブースやら積載車両やらの展示で賑わっていました。全て触り放題で,こちらが勝手に大丈夫か?と思ってしまうほど。
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衛生用品。医学生なのにコミュ障につき何も質問できず
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パイ。
レーションを試食できるコーナーもありましたが,落ち武者みたいなオタクでごった返していたので諦めました。。英国飯はやたら不味いと言われるので,レーションの味はたしかに気になるところ。
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火器も触り放題(記念撮影コーナーみたいになってました)
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英国海軍旗なのですが,ポールが王冠になっています。カッコいいですね。
今回の訪問は海上自衛隊との親善目的ですが,これは,太平洋における安全保障に関与するという英国の姿勢を表したものであり,先述した日英の軍事協力のみならず,海洋進出を強める中国への牽制をも含まれています。
個人的な感想ですが,先月パリからロンドンへと旅を進めてみて,たしかに英国には島国独特の情緒があって,大陸とは違う…と感じるあたり,日本とも様々な文脈において利害を共有しやすいんじゃないかと思いました。

続いてこちらは,ホストシップを務めた掃海母艦うらが。
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掃海用の機雷展示などがありました。
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英国陸軍との東富士での共同演習など,今後日英両軍の関係が深化するにつれて,このように英国軍と触れ合う機会はますます増えそうです。私は鉄道が本業なので,もう一度イギリスまで行ってHSTとか乗りたいものですね。