旧筑波鉄道廃線跡がサイクリングロードになっているという話を知り，自転車を担いで訪ねてみました。

小山経由で水戸線の岩瀬駅にやってきました。
ここが旧筑波鉄道の始発駅にして，総延長180kmからなる自転車道「つくば霞ヶ浦りんりんロード」の起点でもあります。

出発早々，コースから寄り道して桜が見頃の雨引観音に来ました。
コースからも看板で案内があるので，オススメ寄り道ポイントなのだと思います。笑
坂道を登って，さらに階段を登った先にあります。

サイクリングロードはほぼほぼ廃線跡に沿って走っており，自転車が走りやすいようにアスファルトで固められています。
ただの自転車道というわけではなく，傍らには往時を偲ばせるキロポストやホームなどが残されています。
こんな景色を走る鉄道が今も残っていたら，どんなにか素晴らしいだろう…と考えてしまいますが，失われているからこその感情なのかもしれません。

岩瀬から何駅か走り，最初のターミナルとも言える旧真壁駅に到着。
1987年の廃線まで終日有人駅だったようですが，現在も構内は多くのサイクリストで賑わっています。

歴史的建造物が多く立ち並ぶ「真壁の街並み」にも立ち寄りました。
COVID-19により飲食店は休業していることが多いので，注意してくださいね。

ちょうど路線の中間にあたる，旧筑波山駅に到着。
ここもかつては大きい駅だったようです。
現在はバスターミナルとして使われています。

この駅の正面口から真っ直ぐ伸びるのが，筑波山神社の参詣道になります。
サイクリングロードから大きく逸脱しますが，折角ですから登ってみました。

登頂＆参拝。

寄り道し過ぎた為，終点の土浦駅に着く頃には完全に夜が更けていました。

土浦といえばウナギということで，超高級うな重をご馳走になって帰りました。
（終）